頭部を打撲してしまった時の処置方法は？

頭部を打撲してしまった場合には、他の場所を打撲してしまった時よりも注意が必要です。
やはり、頭を強くぶつけてしまっているので、脳や意識に問題が生じていないかどうか確認するようにしましょう。
誰かが頭を打撲してしまったときは、まず最初に意識があるかどうかについて確認しましょう。

意識を失っている場合には、「大丈夫ですか！？」「わかりますか？」などと大きな声で呼びかけながら、肩を少し強めにたたきましょう。
ただし、あまり強くたたきすぎたり、体をゆすってしまうと脳を揺らしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
決してけがをしてしまっている人の頭部を揺らさないように気を付けてください。
しばらく呼びかけ続けても意識を取り戻さない場合には、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
このような場合には、病院につくまでの時間が非常に大切になってきます。
早く駆けつけてもらい、１秒でも早く治療を受けることによって、命をつなぐことができるようになります。
意識がしっかりとしている場合には、他の部位を打撲してしまった時と同じように患部を冷やして安静にしましょう。
ただし、意識があるからと言ってすぐには安心せずに、しばらくは様子を見ましょう。

しばらくして頭痛や吐き気が生じることがありますので、無理はせずにおとなしくし、もしも頭痛等の症状が現れた場合には病院に行くようにしましょう。
また、念のため骨折をしていないかどうかを診察してもらうほうが安心でしょう。
骨折していると、場合によっては目の見え方に影響が出る場合もありますので、少しでもおかしいと感じたら検査してもらうことが大切です。
頭部をぶつけてしまった場合には、ほかの部分を打撲してしまった場合よりもより慎重に様子を観察する必要があります。
決して無理はさせないように、周囲にいる人たちが気を配ることも重要ですね。
また、本人が大丈夫だと言い張ったとしても、念のために病院に行くよう話をしたり、連れていってあげることも時には必要になるでしょう。
重大な問題に発展する前に、きちんと精密検査を受けるようにしたいものですね。

頭部打撲処置